当店の振袖コレクションからの紹介です。
この2枚は典型的な古典柄の京友禅振袖です。
「京紫」と「紅葉色」と地色の色名(和名)で命名しました。
「京紫」とは京都で染めた紫のことで、赤みがかった紫色です。「江戸紫」に対して付けられた色名です。
「紅葉色」とは赤く色づく楓のようなあざやかな赤色のことで、もとは平安装束の重かさねの色目「紅葉 (もみじ)」に由来しています。
紗綾型に花丸の地紋がある高級紋意匠生地を使い京都らしさを様々な柄にこめて製作されています。
共に京都工芸染匠協同組合が発行する京手描友禅証紙が添付されています。
この証紙がつけられるためには
◇京都工芸染匠協同組合の組合員が創作した作品であること。
◇染色行程が京都及び京都近郊において創作されていること。
◇主要工程が京手描友禅により創作されていること。
◇ 自生地(素材)は、日本国内において織られた絹織物であること。
◇染匠がプロデュースし、京友禅の洗練された意匠と、 京手描友禅の高度な加工技術を駆使したものであること。
となっています。
古くからの伝統に裏付けされ、日本の美しさを将来へ伝える古典的な振袖です。